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たとえ世界が君を睨んでも

もしもAか、Bか、片方の選択しかできないのだとして、選んだ方の成功より、選ばなかった方の後悔をずっと考えてしまう自分のことを「嫌だな〜」とまた、無い物ねだりをしてしまう。先日、とある原作者の方から「僕の作品をやってくれませんか」と言っていただき、その話をするためにお会いさせていただいた。




 

渋谷の個室で履き物を脱いで胡座をかきながら、身体を前後に揺らしていた。「お連れ様をご案内します」と言う声がして、後ろの障子ががスーッと開く。こういう部屋ではノックが無い事に新しい発見の様な気分がした。意外と背の高い、意外とお洒落な男が部屋に入ってきては、自身の書かれた別の小説をお土産にいただいた。お礼を伝えペラペラめくると、紀伊国屋書店の領収証が二つ折りになっていて、お釣りが284円だということをと現金で払ったことを知らせてくれる。読み終わるまではこの領収証を栞にさせていただこう。

 

コースをいただきながら、お話にも花が咲く。こういう時はどれくらい食べて、どれくらい話をするのだろうか。というか、明確なルールや指標はあるのだろうか。そんなことを念頭に置きながら、出て来たものをすぐに食べるとわんこ蕎麦スタイルを突き通した(多分これは間違っているのだろうがお腹空いているんだもん)。

 

真面目なお話のモードから二件目のバーに移る。もう少し人間的な、意味のある関係のない話をしていた。何故ものを書くのか、なぜお芝居をするのか。僭越ながら私自身の話もさせていただき、「芝居が嫌になって休んでいたら、暇が嫌になって芝居がしたくなった」ことを伝えたら大笑いされた。「答えを探すとつまらないですよね」と。

 

駐車場に停めた車が僕のことを待っている。近寄るとライトを光らせて鍵を開けてくれる。乗り込むとモニターが「おかえりなさい」と言った気がした。

 

誰にも理解されない究極の自己満がしたい。過去を振り返ったとき、思い出す作品はどれだけ世間に観られたモノではなく、どれだけ自分が取り組んだモノか、である気がしている。心の底から酔っていたい。他者の評価基準に一歳揺れることのない、凪の海に溺れていたい。たとえ世界が君を敵視したとしても僕が守りたい。え、「君」は一体何をしのさ。


 

 

42件のコメント

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42 kommentarer


yuibuuu
yuibuuu
04. jul.

直接オファーすごいです!!✨

どんな作品なのかなぁとまたワクワクさせられてます🤩🩷


Lik

KREVA好きー

自由でいたいなって最近思う😊んで、自由ってなんだっけって検索したら

他から強制、拘束、支配を受けないで自らの意思や本性に従っている…てあった。本性って言うか本能って気がする。しょーちゃんの生き方とか考え方、いつも好きだなぁって思うー👍

あと、車っておかえりって言うよね🥰

Lik

原作者さん自らオファーが来るなんて!すごい!!👏✨

もう決まったのかなぁ

またいつか、あの日話してた作品だよーと教えてね🤭

わんこ蕎麦スタイル、間違ってないと思う︎︎👍私もそれ~😆

温かい物冷たい物、特に注意が無ければ一番いい状態で届いてるハズだから、すぐに食べてもらえた方が嬉しいきっと✨

Lik

火火
火火
03. jul.

なんか良いですね。

これからも笠松さんの自己満を少しずつ分けて見せてくれたら嬉しいです!笠松さんの自己満の輪に、ほんのちょっとでも混ぜてくれたら嬉しいです😊

君はね。何をしたんだろうね。好きに生きようとしてただけじゃないかなー!

Lik

Tama
Tama
03. jul.

原作者からの直接のオファー。

凄いですね!

一件目から二件目の流れのお話もとても充実していたのかな?と感じました。

実現するのかな?

どのような選択になるのかな?

動向が楽しみです✨

究極の自己満、最高だと思います。

Lik
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