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アメリカ人に対して日本語を勉強しろとは言わない

圧倒的な孤独を感じる。面白い作品のみをやろうと、この一年間向き合ってきた結果、お話が来たものは自ら断り、勝手に不安を感じている。面白いとはなんだろう。満足できるものとは一体なんだろう。オファーされたメールと向き合っても答えはないのだと思ったね。空白の時間は考える猶予を与え、その時間が自分自身を悩ませて、簡単に暗黒期へと突入させる。ある先輩に言われたことがある。「時間的にも、精神的にも、金銭的にも、余裕なんか持つな。全部捨てろ。余裕ができたら、芝居なんてする必要がないことに気づいてしまうだろう」と。その時には全く意味がわからなかったその言葉が、時間差で僕を頷かせる。「オーストラリアのカジノでだってそうだった。とにかく自分の中で決めたルールに沿ってひたすら遊ぶしかない。親が六以下ならダブルかスプリット。七位上なら隠れた一枚が十だと想定してカードを引く」。そうだ、結局は確率のゲームなんだ。




 

 

 

よし、仕事を頑張ろう!と決めたからといって、今ある休みがすぐに埋まるわけではない。忙しい時は休みたいと思い、暇な時は働きたいと思う。人間は本当に持っているものへの感謝ができないのだとがっかりする。僕は、特にそういう傾向にある。

 

友人を誘って朝までサッカーを観戦したり、後輩と三日連続でご飯に行き、筋トレをしたり。男同士があまりに楽すぎて、一瞬悲しくなる時もあるのだけど。

 

今日も木村文くんと筋トレに行った。背中を追い込んだのだけど、木村くんの前で、いつもより重い重量で、いつもより多い回数を、いつもより綺麗なフォームで追い込んだ。年下の同業者を前に格好つけていた。恥ずかしくなる。

 

自分が幼すぎると感じる瞬間が多々ある。完全に社会不適合な生活と価値観の中にどっぷり浸って生きている。自分の思い通りに行かないことに本気で腹を立てている。アメリカ人に対して、「お前が日本語を勉強しろ」なんて、この年齢の人間は本来言わないのである。悲しいを通り越して笑ってしまう。

 

もう三十になったから、できるだけ自慢話はしないようにしないといけない。

 

できるだけ、相手の話を聞いてもアドバイスをしないようにしないといけない。

 

側にいてくれる人に、ただ側にいてくれることに感謝して、照れずに「ありがとう」を言えるようでなければいけない。


変な顔の寒い写真をネットにアップして、これが俺なんだと主張するのは辞めなければならない。

 

いつまでも「少年ジャンプのヒロインの誰が好きか」などという話題を深夜までしてはいけない。リナリーが好きだとか、スチューシーが可愛いなどという話はどうでもいいのである。


52件のコメント

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52 Comments


火火
火火
Jun 19

もしかしてステューシー?

リナリーかわいい🫶

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自慢話、しないようにしないとな・・とちょうど先日思ったばかりだったので胸が痛いです。

私が自慢話、昔は大変だった話を得意げにしそうになったら止めてください。。泣

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なんてかわいい人なの😂🫶

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私も周りの人にありがとうと伝えて生きていきたいです🍀

リナリー好きなの共感します✨

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しょうちは今のままでいいよ☺️✨

無理に変わろうとしなくて大丈夫だよ😊✨私英語苦手なので、みんな日本語で喋ってくれたらいいのに〜って、この間思ってました😉


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