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ポジティブにゆらゆらと

笠松将
3月15日
読了時間: 2分

土をこねながら、何時間が一瞬に感じるほどどっぷりそこに浸かり、完成したものに自然と笑みが溢れる。そういう経験をして世界を見ると、「あ～そういうこと？」って思える瞬間が多々ある。みんな自信のない、満足のいかない、納得のいかない状況に生きているのかもしれない。そういうことを思った数日間であり、僕は自分の中にある怒りの要素がとても強くて、そのエネルギーを原資にして倍々に元手を増やしていくゲームをしているのかもしれないね。

この数日間は忙しく過ごしている。と言ってもお芝居と距離を置いていることに間違いないんだけど。今の所、お仕事のやるやらないは、そこにこだわりとか歴史とか、楽しさとか学びがあるか無いかに落ち着いている。全てを追い求めるのは難しいから、だからやっぱりちょっとズレた場所でいい感じに遊ぶのがちょうどいい。遊ぶというのは全力で遊ぶってこと。テキトーに流すなんて、遊ぶとは言わないからね。

正直、こだわってるブランドとの仕事は楽しい。僕にとっては、テキトーな映画に出るより価値のあることだと思う。僕はね、昔好きだった俳優さんがいるんだけど、今、その人を心の底から見下して馬鹿にしてる。

絶対に負けたく無い。その人は日本の代表みたいな顔をしてダサい仕事に収めてる。そうはなりたく無いからね。そのエネルギーで、英語と筋トレと、最近は映画鑑賞の時間も作ってる。本も読んで、準備をしてる。ネガティブな話じゃなくて、明るく前向きに、その日を虎視眈々と狙ってる。

そろそろアメリカの映画の契約書が締結しそうなんだ。今、条件面をエージェントがチェックしてる段階なんだけど。面白くなればいいな～。これからは一つ一つが全部、大切な作品になる。バラエティ番組では全力で楽しんで遊んで、お芝居は一生懸命誰よりも頑張りたいって思ってる。なんだかゆらゆらと小さくて僕の中で燃えている感覚がある。