ミーガンさんと千葉さんと

怒涛のスケジュールも一息ついて、昨日は九月に出演予定の番組打ち合わせをさせていただいた。丁寧に、一つ一つ説明してくれる番組スタッフに、クオリティと安心感を感じた。（例えば打ち合わせ前には同席者の紹介から始めてくれるとか）こういう事って案外出来ないし（こっちの業界では誰だかわからない人が多い）、やってもらえるだけで打ち合わせはスムーズになり、結果円滑に進むんだな〜と。どんどんまだまだ情報あるから頑張っていこうね、暑いけど。

今週は地震が多く、異常気象も相まって、自分たちの安全を考え直す機会が多かったのですが、対策は何かされていますか？僕は水と食料を多めに買いました。ウニとサメの移動カバンも確認して、現金（小銭）を準備しました。備えあれば憂いなし。油断せず、備えていきましょうね。

さて、MVの情報が出ましたね。こちら海外のチームが主導している企画ですので、大変なことも多く、僕たちはMVがYouTubeにアップされたと同時に完成版を確認しました（笑）さらには昨夜23時解禁予定とのことでしたが、実際にアップロードされたのはその二時間後くらいでしょうか。ギリギリまで編集作業に追われていたようです。日本の業界ではあり得ないことですが、そういうのも楽しんでいかなければ、海外作品の荒波に飲まれてしまいますからね。受け流して、浮遊しているような感覚です。

この作品の出演に関しては、トウキョウバイスに関わったプロデューサーの一人から、撮影の二週間ほど前に連絡をいただきました。「急遽MVを作ることのなった」と言われて疑っていたのですが、現場の助監督たちは「二日前に連絡が来た」と言っていたので、マジかよと思いました。それでも現場には300人近い人間がいて、規模感の違いをまざまざと見せ付けられました。喫煙所で休んでいるとKOHH（千葉さん）がやって来て丁寧な挨拶をしてくれました。「トウキョウバイスやばいっすね〜」とナチュラルに韻を踏みながら、顔までびっしり入ったタトゥに、「何歳の頃、初めて彫ったんですか？」と声をかけていました。

「十代の前半ですかね〜、学校で、先生見て〜って言ったら、『お前何してんだこら！！！』てめちゃくちゃ怒られましたね」と話してくれました。いや、クレイジーすぎないか。

そして遂にミーガンのご登場。この辺りに関しては、。もうツッコミどころ満載で、まず二十人くらいの取り巻きがいらっしゃるんですよ。専属のメイクさんだったり、衣装さんとか。簡単な挨拶をして、ミーガンとのシーンを撮影させてもらいました。

襖を開けると、そこにはセクシーな美女軍団がいて…！！！みたいなシーンがあるのですが、もちろん僕の前には誰もいません（僕も美女軍団とお芝居したかった）。

オフィシャルのカメラに「千葉さんとのツーショット写真をお願いします」と言っていただけたので、もちろん二つ返事で撮っていただいた。しかし、一体あの写真は何に、どう使うのだろう？（こういうことは業界あるある）

ミーガンさんと千葉さんのインスタグラムからM Vのティザーが発表された時、いろんな国のたくさんの人たちが、「showkasamatsu!!!」、「SATO」と反応してくれて（僕の名前はどこにも出していないのに）、なんだかとても有り難く思いました。少しずつ。ちょっとずつ。僕たちは僕らのスピードでいいんだよって、そんな風に肯定してくれたような気がして。

ミーガンさんや千葉さんや、日本を代表する、世界を代表するような大きなムーブメントは起こせないかも知れない。自分の歩くスピードの遅さに、転びそうになる足元に、不安や焦燥感を感じる日もあるかもしれない。十万部や二十万部は売れないかも知れないけど、「写真集でも作ってみるか」と仲間たちと一念発起して、自費出版の写真集を作ることにしました。人は人、自分は自分で目の前のほんの数人が喜んでくれれば、それも悪く無いかな、って。

https://youtu.be/OdxSbc0ap-s?feature=shared