本当に些細なことの積み重ねが爆発して、取り返しのつかない事になってしまう。そう思い、電源を切ったものの、なんだかしっくりこない。クリア出来なくて投げ出したゲームの先が知りたくて仕方がない子供のように、事世界にも攻略本があればいいのだけれど。僕は何に悩んで、何にストレスを感じて、そしてどうなりたいのだろう。広すぎる楽屋のソファーで靴も脱がずに横になり、天井を眺めて考えていた。

例えば、落語家の先生が、芝居の間をつまんだ編集をされたらどうだろう。YouTubeのように空いた無音を全部つまんで、こっちの方が観やすいからと詰め込まれている気分なのである。
例えば、狭い場所に動けない程の人間を配置して、今から本番ですって時に奥の方から何人か人が入ってきて、照明やメイクや衣装などを直して、また配置を整理してを繰り返して全く始まらないような事がツライのかもしれない。
きっと自分のやっていることが、最初は感謝されていたり、賞賛されていたのに、段々と当たり前になり、「もうそれをしてくれる人」となり、賞賛は次の誰かに移動されていくこの世の摂理にイラついたのかも知れない。自分はとても小さい人間だと痛感する。恥ずかしくて、悔しくて、悲しくなる。
それでも、無言で目を合わせない僕に、温かいカモミールだかグラノーラみたいなティーを持ってきてくれる。腕を組んでモニターを観ていると椅子を空けてくれるお節介な人達がいる。スタジオを出てタバコを吸いに行くなら上着をくれる。そういう人たちがいたことにも、こういう精神状態だと気づけなくなってしまう。
主演の彼とは、カットがかかった僕の目線の先で目を合わせて頷いてくれる。その後に手を取って無言でお互いに強く握る。せっとで無駄話は一切しない。お互いに、おはようもお疲れも言わない。「最高だった」「ショウも最高だったよ」の一往復だけで繋がっている。でもわかる、絶対に繋がっているし、僕たちは次のステージに手を伸ばしているって。
韓国は大雪で、タバコを吸いに外へ出る回数も減っていたのかも知れない。大股でくだらない事を考えながら大雪に降られる。真っ暗な韓国に大雪で、僕は傘も差さずにタバコを…って、ごめんなさい、格好つけました。一人でタバコを吸っていたら、後輩たちが集まってくれた。今思ってる事を全部話して、「全然カッコ悪くないですよ」って笑ってくれる。「俺さぁ、明日帰国で今日ソウルに行くんだけど来る?なんか飯食って、カンナムスタイルしちゃう?」と言うと即決で快諾してくれた。

プロデューサーのハンさんも巻き込んでご飯を食べて、沢山話して、どのスタッフが可愛いとか、どのスタッフが人気だとか、結婚してるとか、彼氏がいないとか、連絡先を交換したとか、ずっとそんな話だけど、ものすごく楽しかったんだよね。僕は空港の近くにホテルをとってたんだけど、三人がカンナムにホテルをとっていて、僕もそこに泊めて欲しくて無理を言って、こっそり三人部屋に忍び込む、ミッションインポッシブルをしたりしていました。(実際ソウルは寒すぎて死にます。)ホテルの部屋を開けるとベッドが二つしかなくて、四人で顔を合わせて誰がどこで寝るかじゃんけんする空気になったけど、「マジでごめん!俺はベッドで寝たい!!!」と言って僕はそのままベッドで寝かせてもらえました。ラッキーすぎる。なんの話だっけ?(笑)なんの話でもないよ(笑)。幻聴かも知れない。
段々と当たり前になり、「もうそれをしてくれる人」となり・・・ってとこ、すごく分かります。消費されてる気がしてしんどくなる時あります。いい加減慣れろよと自分でも思いますが😑
寒い中での撮影お疲れさまでした。
完成が楽しみです。
“良い知らせ”待ってます😊
ベッドで寝たい気持ち、めっちゃわかります!!
まだまだ厳しい寒さは続きますがご自愛ください𓃠
即決で韓国まで集まってくれるの最高ですね‼︎🩵
お疲れ様です!
良い写真😌
良き仲間ですね😚
日々色々と思う事あるけど
話せる仲間ってありがたいですよね!
お身体無理せず…
帰ってきてるのかなー?
たくさんの良き仲間に恵まれてうらやましい🩵
たくさん悩んでそのぶんいいもの作ってね
届くの待ってるよー