地球を感じて歩けていますか？

アメリカに来て一週間を過ごしました。月曜から金曜までにダイアレクトコーチ（英語発音矯正）、アクティングコーチ（演技スクール）、アレクサンダーテクニック（心と体のチューニング）を受けています。トータルで各10回ずつクラスをマンツーマンで受ける予定ですが既にお腹いっぱいです。対象がなんであれ心酔出来ないのは僕の短所ですか。常に疑って、ひねくれた対極の意見を頭に思いうかげてしまいます。しかしまぁ、文句も言わず頑張っております。昨日は「地球を感じだから一歩ずつ歩く」というのを二時間やりました。とほほ。

今回のアメリカは、なんだかやる事が分散されていて、一つのことに集中出来ないのがすごくいいなと感じています。ものすごす緩いですが、リラックスしながら続けるというのも大切なんじゃないかと思いながら、頑張っています。そして僕がアメリカに来たことにより、ホットウェーブ（熱波）がやって来ています。暑過ぎます。頭がぼーっとします。

ご飯は毎日ほんとにピンキリで…。アサイーボウルやサーモントーストなどを食べることもあれば、日本から持参したカップラーメンやカレーを食べたりしています。夜はレストランに連れていってもらったり、なんだか食べ疲れてやはりお腹いっぱいです。焼肉屋さんの壁が嘘みたいなLVでした（権利とかうるさい国なんじゃないんかい）。

ちょっと一つだけ難しい事を共有させてください。マンツーの演技クラスの中で、「魂を解放する」というのがありました。これはとても難しくて多くの俳優は出来ないんだそうです。「さぁ、やってみろ！」と目の前の老人先生が言います。殺風景な四畳半ほどの無機質な部屋で僕はなんだか馬鹿馬鹿しくなり笑ってしまいます。僕の心の内には、厳重注意、取り扱い要注意のダイナマイトみたいな魂が保管されている気がするんです。なんかもうどうでもいいやって、後先考えずに行動してしまう事があります（大人になってもだいぶ落ち着いたけど）。

子供の頃から喧嘩をすると、自分の心臓がドキドキ止まらなくて涙が抑えられず、それでいて誰にも理解してもらえないこの感情のやり場に悩みながら、よく家の階段で一人考えていました。「どうしたらゆっくり息を吸えるんだろう」と。

芝居なんて簡単ですよ。

難しいことなんて何一つなくて、一瞬の魂の解放に価値はないんじゃないかと思う今日この頃です。そんなことより積み重ね、我慢や努力を蓄積して、滲み出た何かを伝えたい、伝えられるようになりたいよね。その何かに名前を付けようとするのはやめてくれよ。何にでも名前がついていて、ちょうど嫌になってきていたところなんだから。

https://youtu.be/dHfZ86j1ZLo?si=0x1TxrjX_HwLyEp8