先日行ったディズニープラス「ガンニバル」の取材の原稿チェックをしていた。改めて、こんな事あったな〜と回想しながら胸がじーんとする。ちょうど一週間後に迫る僕の楽しい思い出の共有と、なんだかずっと楽しみにしていた遠足がもう終わってしまうような喪失感とが混じる、不思議な感覚である。思い返せば四年前に、このお話の企画書にドキドキした。もう四年も経ってしまった。

浜田さんから収録後電話があり、三月十日にリリースされるニュースについて話してくれた。心配しないでくれ、とそう言う内容だった。少しでもゆっくりしてくださいと、そう言う連絡(上層部しか知らないトップシークレット)をくれたことがなんだか嬉しかった。
過ぎた三月の十日、この日はなんだかとても良い日らしく、友人達から「成田山新勝寺へ行こう」と誘われた。願いが、何倍にもなり、何かを始めるには打って付けの日だと言う。わざわざ車を走らせて…と億劫な気持ちもありつつ、数日間気分がいいこともあり、僕はその日、どんな事をお願いしようか考えながらニヤニヤしていた。成功したい、出世したい、有り余る金が欲しい、強い影響力に溺れたい、最強の作品のオファーに頭を悩ましたい。私利私欲にまみれた僕にも、願い事が一つだという固定観念は覆せず、どれにしようか?と幸せな時間を過ごした。時代を牽引する人間になるためには、大きな目標が必要なのだ。
新勝寺の入り口に立ち、深くお辞儀をした。建造物は見上げても、その頂点が確認できないほど高く、堂々としていた。小さな橋があり、その両サイドに池があった。亀のような岩があり、その岩に大量の小銭に投げられていた。「あの亀の岩に小銭が乗れば、願いが叶う」と周りの人たちが話していた。手始めに財布から小銭を取り出して、「日本を買ってやる」と宣言した。そんな僕の投げた小銭は、亀の左手にぶつかり、吸い寄せられるように亀の背中に着地した。今日はやはり、いい日である。僕は確信した。

医師の階段をのぼり、広場にポツンとお線香の煙を浴びる場所がある。「悪いところに煙を当てると良くなるんだよ」と別で来ていたおっちゃんが説明してくれた。僕は心臓に煙を集めて、「性格が良くなるように」と呟いた。「それは無理なんじゃないか〜?」とおっちゃん。すかさず僕も、「おっちゃんも顔にちゃんと煙をかけないと」と冗談を交わした。
新勝寺、いよいよだ。ここで僕はこの世界の神になるのだ。

財布からお札を取り出し、一礼した。小さくボソボソと名前と自分の住所を神様に伝えた。
手を合わせて、目を瞑った。
「大切な人たちが元気で過ごせますように」と心を空っぽにして、神様にお願いしていた。
また一礼して、新勝寺の階段を降りた。
強い風が吹いた気がした。その日は一日暖かくて、過ごしやすい一日だった。車に乗り込んで、私利私欲を思い出して後悔した。「やっべ、忘れてた!!!あ〜あ、勿体無い。大成功者になれるチャンスだったかもしれないのに…」

帰りの夕陽が綺麗だった。風が気持ちよかった。ご飯が美味しかった。
「こんなんじゃお前、時代を牽引するリーダーになれないぞ?影響力がなきゃ才能が集まってこない。金がなきゃ作品の規模は大きくできない。成功しなきゃそのどちらにもリーチできない。いいか、大切なのは…」と耳元で私利私欲にまみれた僕が話しかける。わかってる、わかってるよ。
すごく好きです。
文才がある。
ステキな日だったんですね。
おっちゃんの顔、イケメンになってるかも。
とってもいい日だったんだね🥰
温かい気持ちになったよ!
私も久しぶりに成田山行きたいな😌
しょーちかっこよすぎて目立っちゃう〜!
ガンニバルすごい楽しみだよ❤️🔥❤️🔥
スタイルよすぎしか頭に入らん…🥹💜
縁起のよい日に縁起のよい場所に足を運ぶ🐾最高ですね✨
読みの同じ漢字は何か通じるものがあるって聞いたことがあるんです。
縁起と演技。きっとビッグな俳優さんへの道が照らされてるはずです😁
朝からおはよーボイシーもありがとう!
すてきなエピソードだ☺️❤️
浜田さんのこと、ニュースが出てから、しょーちは心配の連絡をいれたかな?と思っていましたが、
事前に連絡があったんですね🥲想像以上に、2人はステキな絆で結ばれていて、きゅん🥺