失ったものを奪い返すのさ

ファンクラブイベントの会場を今日決定する予定です。イベントサポーターのたーもりくんと、本日下見に行って参ります（出演者自ら）。会場は前回やったところよりも少し大きな場所（三倍くらいの規模でやろうとしたんだけど全部埋まってました）で、ビンゴ大会したり、トークショーしたり、楽しい会になればと思っています。六月一日開催予定ですので、もう今月中に詳細発表できるように頑張ります。

さて、本日はバラエティ番組のお仕事です。フィールドの違う方々とのお仕事は勝手が分からないことも多いですが、刺激になることも多くあり、他業種交流会と言った感じでしょうか。マネージャーがVログ用のカメラを楽屋のメイク中に仕込んで、わいわい準備している様子もyoutube限定公開する予定ですので（番組放送後に）、そちらも楽しみにしていてください。韓国での動画もそろそろ上がってくる予定です。どんな感じなんだろう？

昨日は、夕方少し時間があったので、気になっていた車屋さんに車を見に行ってきました。

実は、ホリプロさんを独立する半年前に、乗っていた車を手放しました。色々と不安も多かったし、それはそれでいい選択だったわけですが…。買取業者さんに乗られ、持っていかれる車の背中を見ながら、様々な感情でぐちゃぐちゃになりました。たかが車ですが、僕にとってはされど車なのです。絶対取り戻してやる、と苦虫を噛み潰したのが二年半前です。

そして、昨日、僕が以前乗っていた車の全く同じ型を見つけました。エンジンの使用が少しパワーアップしていて、色やオプションに違いはあれど、車に乗り込んだ瞬間、言葉では言い表せない感情になり、この二年半、本当にいろんなことがあったなと、一瞬で回想の穴にハマるわけです（本当に色々ありすぎたよね）。

車のドアを閉めると、窓ガラスがプシュッと密閉空間を作り、車と僕、二人だけのロマンティックな時間に変わります。

あの時、手放してごめん。怖かったんだ。

食っていけるか、生きていけるのか、不安だったんだ。

「飽きた」なんて強がってごめん。

キーを差し込むとタコメーターが光り出して、同時に座席が少しだけ前に出ます。

「忘れてないよな〜？俺のこと。エンジンをかけたらもう逃げ出せないぜ？」

「うん、忘れない。忘れられないよ」

時計回りにキーを捻ると、ライオンが吠えるようなエンジン音がなります。

低くて、上品で、大変な一日の憂鬱を全部チャラにしてくれる至高の瞬間です。

これからも頑張っていけるでしょうか。これからも走り続けられるでしょうか。難しい作品の連続に、投げ出したくなった時、また踏ん張れるのでしょうか。理解されない哲学を守り切れるでしょうか。必要のないプライドだと分かった時、それを簡単に捨てられるでしょうか。嫌なものを嫌だと、それでいて何かを守るために頭を下げることができるでしょうか。

「連れてってやるぜ、その覚悟があるなら」

とか、そんな中二病丸出しの会話をしながら、お店の代表さんとしっかりローンのお話をさせていただき、一度持ち帰って冷静に考えることにします（守備力大事）。

https://youtu.be/jCVgzkpJX1M?si=IA16sqORL9X8C9un