韓国で映画を撮影していた時か、その撮影が終わって帰国した時だか「実際にいるかどうか分からないのですが、巨大生物の捕獲にご協力いただけませんか?」と連絡が来た。マネージャーと二人で目を見合って驚いたが、なんだかワクワクした。自然に触れて、少し心を浄化するか〜と軽い気持ちで参加したあの時は何もわかっていなかった。冷静に考えれば、この後の恐怖体験を想像することもできたはずなのだが…。

朝イチで新幹線に飛び乗り、僕は窓の外を見ながら特に何も考えず、「バラエティ番組」のお仕事へ向かう。寒いかな〜、と呑気にコーヒーを飲んでいた。支度場所に到着するとプロデューサーと挨拶がてら、タバコを吸いながら会話をした。「巨大生物がいるかどうか、いたとしても発見できるのか。実際に水を抜いてみないと分からないんですよね〜」と言う。もし見つけられなかったり、撮れ高が無い場合は地獄だそうだ。実際にそう言うことあったという。特に近年は生態系を壊さないために、全部の水を抜けるわけではなく、巨大生物の探索が困難なのだと言う。ワクワクする。本気で作っている感じが伝わる。一か八か、勇気と覚悟、たまんないね〜。

現場いけに到着する。想像よりでかい。現地の学生さんや地域ボランティアの方々が総勢100名ほどいただろうか?ロンブーあつしさんの掛け声で、僕たちは一斉に池に足を踏み入れる。想像よりかなり重い、泥に埋まって次の一歩が踏み出せない。どんどんハマっていく。しかし前に進まなければならない。ロンブー敦さんや、ココリコ田中さん、カメラを持ったディレクターたちはどんどん前に進んでいく。負けてられない。ある程度のところへ行くと、鯉やフナ(確かそんな感じ)のような魚がウジャウジャいた。そいつらを網で捕まえるのだが、なかなか難しい。奴らは嘲笑うかのように、内ももに体を擦り付けてくる。全身に気持ち悪さが走る。格闘に格闘を重ねる。
その時、奥の方から、「目当ての巨大生物ものらしきものが見つかった!!!」とのアナウンスが届く。重たい体を泥から抜きながら、一歩一歩そちらで向かっていく。近くまで集まったところで、専門家の加藤先生からの説明が入る。「水温が冷たいと動くことができない。しかし、夏だった場合は腕を食いちぎられる。水面に降りる鳥に飛びついたりもする。噛まれたら離さないので、冬にしか駆除ができない」とそんなお話をしてくれた。僕たちは唾を飲んだ。目の前にいるこいつが、お目当ての巨大生物なのかは分からない。しかし、行くしか無いのだ。自分の身の安全は、自分で守るしかない…。
敦さん、田中さんの手が、声が震えている。かなりデカい。泥から浮き出る鱗が他の魚とは違う何かだと物語っている。ディレクターが静かに「行きましょう…」と言う。しかし誰も動けない。ディレクターの静かなその声が、全体の緊張感を物語っている。
「敦さん…、田中さん…、俺が行きます…」
沈黙を破ったのは、初登場初挑戦の僕であった。「居るかどうか分からないけど…水を抜いてみるしかないんです」、「外来種は生態系を壊しますが、元々は人間に捨てられた被害者でもあるんです…」、プロデューサーとの会話や、専門家加藤先生の説明が頭によぎって、自分でも不思議だが勇気が溢れてきたのだ。一番大きな網と、巨大生物を捕獲した後に入れる箱のようなものを近くにもらい、一歩、また一歩、泥をかき分けて進んでいく。ディレクターもカメラマンも、敦さんも田中さんも、全員信じられない位に泥だらけである。

「お茶の間のちびっ子たちと一緒に、ご家族でこの番組を楽しみにしてくれている人達がいる。この番組は、収録もロケ地探しも、交渉なども、全てが大変だけど、僕たちは一生懸命続けていきたいんです。笠松くん大変な番組だけど出てくれてありがとう」と敦さんと田中さん。みんなで作っている。泥だらけになりながら、全員で戦っている。後ろには地元の人たちが応援してくれている。居るかどうか分からない、そんなロマンを追いかけている。
「俺が行く…、絶対に捕まえてやる。お前にもいろんな事情があるんだろうけど、俺も色々背負ってるんだ…。悪いな、巨大生物…」
テレビ東京 「池の水ぜんぶ抜く大作戦」
3月16日 18時30分〜
楽しみすぎるぅ😆
積極的しょーち、イケイケですね❤️
1週間、楽しみすぎて。次の日曜日待ってます🥰
巨大生物‼️ワクワク😆
バラエティーに出てる笠松さんを観るのも大好き。楽しみにしてます😊
「実際にいるかどうか分からないのですが、巨大生物の捕獲にご協力いただけませんか?」
…そんな風にオファーが来たんだ😳
この番組見るの初めてなんだけど、ブログ読んで皆さんの本気度が伝わってきたし、何よりしょーちゃんの活躍、奮闘する姿を見れるのが楽しみだよ!
大好きな番組だから嬉しいし楽しみ〜^💕
将くんが手加減なく飛び込み泥まみれで格闘する姿を勝手に想像してワクワク☺️
以前地元の池の水を抜いたらカミツキガメが捕まった事があっだの思い出した^_^