結局FC強化していくよってこと

新しく届いた作品の企画書を読みながら、今一番ほしいもの、やらなければならないことを考える。自分自身、今、一体何をしたくて、何をしなければならないのだろうか。誰か答えを教えてくれたら本当に楽なのに…と独り言を呟いた。うにちゃんが近づいてきて、にゃ〜と高くて細い声で鳴く。「どうしたの？うにちゃんが一番だよ」と伝えると上目遣いで覗き込んで、一歩近づいたのでキスをした。抱き抱えて、膝に乗せて、少しすると満足そうに、飽きたようにどこかへ行ってしまった。

昨夜から一日が経過し、Youtubeについて考えていた。

 Youtube、つまり自分のチャンネルを持つと言うことは、僕の言いたいこと、表現したいことを、自由にやれる場所を作るという大義名分があったのだけど、果たしてそうなんだっけ？今仕事があるうちに次の一手を仕掛けたいと言う思いは、今現状向き合わなければならない事への濃度が薄まっているのではないだろうか。

出演作を見てほしい、そのためにバラエティ番組やファッションのお仕事の力をお借りする、そのバラエティ番組を見てもらうためにSNSを強化しなければならない、SNSを強化するには………となると、目標までの距離が遠い気がしてきた。そんな気がしてきた。まるで家族に裕福な生活をしてもらうために仕事ばかりをする昭和の父の姿のように思う。もしかしたらそんなことは求めていなくて、家族はもっと一緒にいてくれる時間を望むかもしれない。いや、分からないけどね。

お芝居に集中して良いものを作る。どの作品をやるかは選択できるカードの中から吟味する。そのために時間を使う。決めた作品のための勉強や訓練を可能な限りする。こういう事にもっと集中した方がいい気がしてきた。こういう事にこそ、時間を使いたいという気がしている。「追うべき数字と、切り捨てる数字を分ける必要があるのかもしれないね」と、チャーくんが知ったような口で偉そうに言う。頭の後ろの首根っこを掴んで、膝の上に下ろす。顎の下を撫でてやると気持ち良さそうにゴロゴロと鳴らしている。

全部を手に入れるのは無理だ。それに、本当は求めていないのかもしれない。強がりなのかな？全然関係ない話かもしれないけど、お仕事させてもらったジルサンダーにお買い物に行かせてもらった。スタッフの人たちが五人で僕の相手をしてくれて、僕のために似合うアイテムを準備してくれていたの。これが似合う、あれも着てって盛り上がった、最終的に勧められたものを全部買ったんだけど、その時に、「笠松さんの作品が好きです」って言われたの。そんなこと言われた事なくて、商売が上手いな〜笠松はちょろいな〜。

先日僕は、いわゆるバズったわけで（プチだけどさ）、このタイミングで何かを仕掛けなければいけない気がしてきた。そんな気がしてしまったんだけど、お芝居を本気でやる、それでバラエティ番組などは楽しく息抜き程度でちゃんとやる（やらされてるのはつまらないじゃん）、頑張るのはそこまででいいんじゃないかと思う。あんまり忙しすぎると、ウニちゃんとチャーと遊ぶ時間とか、昼寝する時間がなくなっちゃう。

Youtubeはファンクラブ限定にしよう、作戦変更があまりにも早すぎて、笑っちゃうね。

https://youtu.be/iz0vKGJK8NM?si=n4r93uHLqv_7Mw1I