大雨が止み、同時に心も晴れた様な気がして、朝から車を出して喫茶店へ向かった。前日に給油と洗車(雨の前に)を終わらせていたのでやはり気持ちがいい。以前、渡辺謙さんに「どうしたら成功できますか?」とお伺いした事がある。健さんはまっすぐ僕の事を見て「笠松、運だよ」と言いクシャッと笑った。大変未熟ながらその時は、そんなはずが無いと小さな憤りを感じた。
先日の「エミー賞」、正直ノミネートされたかったし、ここでお祭りになればいいな、なんて言う事を考えていた。結果は全然ダメで、なんだか恥ずかしい。「楽しみが先延ばしになりました」とか「そんなことより最高だった」と、たくさんの(甘すぎる)お言葉をいただき、改めてありがとう。しかし、僕は何に落ち込んでいるのだろう?そんな話を整理したい。
考えた結果、僕は「ノミネートされなかった事に拗ねているわけでは無い」という結論に落ち着いた。賞なんて興味がなかったのに、目の前にぶら下げられたら欲しくなっちゃう、人生が変わっちゃうかも(ウキウキ)なんていう卑しい自分にガッカリしたのだ。もう何年も前、焼肉屋さんでバイトしていた頃、三月に女の子とデートをしていたらお店のテレビで日本アカデミーの放送がやっていた。女の子との会話も心ここに在らずで、女の子とは反対側のテレビに釘付けで「いつか僕も」って、熱い眼差しを向けていた日から十年近く経過した。蓋を開ければ、個人賞とは全くの無縁の人生で、そういうのは自分には向かないなと諦めがしっかり出来ていると思っていたのに…。
今回の件で、「あ〜僕は承認欲求の塊で、凡で、一般的な感情の持ち主なんだな」って、そんなことにガッカリしたよ(笑)
サッカー界では三十路すぎのレジェンドたちと、十代のニュースターの共演に心踊る日々だ。敗退が決定したトルコ選手たちが泣き崩れる中、淡々とチームメイトに声をかける19歳の選手。優勝したスペインの立役者である16歳の選手。イングランドのラスト一分にオーバーヘッドを決めたエースは20歳で、そのすべての選手たちが超プレーを淡々とこなす。彼らは世界屈指のトップクラブと契約して、個人賞をかっさらい、それでいて当たり前の余裕を感じさせる。特別で、非凡で。かっこいい。
話を現在に戻すね。小一時間のドライブを終えて、自宅の地下駐車場へ帰宅する。
何やらシステムの点検をしていて、専門の作業員の方がいらしている。マンションへ続く扉を開けてくれたので軽く挨拶をした。「活躍、テレビで観ています」と一緒にエレベーターに乗り込んだ作業員。キャップにサングラス姿の僕に、「個人情報は厳守しますので!」と心強い。「何か付き纏われたり、面倒があればセキュリティのボタンを押してくださいね!すぐに飛んでいきますから!!!」
彼は僕を誰と勘違いしたのだろうか。スペイン代表の彼だろうか、それともブラジルの消えたエースだろうか。もしかしたらジダンやベッカムなんかと勘違いしたのかもしれない。
うんうん、運。
笠松さんがいたら、サングラスだろうがキャップだろうがバレちゃいます。
承認欲求の塊でいいじゃないか。
みんなそうだと思うよ。
私は最近、無意識だと思うのですが仕事が慣れてきてしまっていて、仕事に対して「こなれた感」が出てきてしまっていることに反省しています。もっと「悔しい」「がんばりたい」「必死にやりたい」といった感情を持って将くんと一緒にまた新たに進んでいきたいなと思いました!
外の皮を剥がせば皆んな同じ👌
私は全力でノミネートされなかったことに憤りを感じているし、拗ねてますけどね。ほんと上を見てもキリがないし、下を見てもキリがないですね🫠
自分は特別なんだって思い込みながら死んでいく人の惨めさを見たことあるから、自分の凡庸さを受け入れられる器があるのはそれだけで素晴らしいことだと思います。
私は勝手に笠松さんをアジア代表だと思ってますけどね🤭だから推しです🔥
かっこつけないで正直な気持ちを書いてくれるところがむしろかっこいいなと思います。
承認欲求がない人なんていない気がします。
なんとなく共感。
烏滸がましいですが。。。
うーん。
長く語りそうになるので止めておきます😂
運はその時にそれが必要な人に巡ってくるんじゃないですかね。
努力してる人に。
なんにもしてない人には運は巡ってこない気がします。
なんてね。